10月25日(水)~27日(金)、首里染織館suikara2階会議室で
「織りざんまい 沖縄ワークショップ」が開催されます。
「織りざんまい」とは気鋭の織り作家が集まる三人展で、
1996年から2012年まで青森県を中心に展開してきましたが、
このたび、沖縄に初上陸!
とてもユニークなワークショップがsuikaraで開催されます。
《織りざんまい メンバーのご紹介》
後藤和子さん(スウェーデンテキスタイル作家、フェルト作家)
青森県生まれ。1977年~1981年にかけてスウェーデンでテキスタイルを学び、カペラゴーデン テキスタイル科を卒業。帰国後、青森県十和田市に工房を開く。2003年から3年連続で朝日現代クラフト展入選。2005年あおもりクラフトコンペ奨励賞、以後、毎年フェルト展を開催。
関口律子さん(とどっこ工房主宰)
青森県生まれ。1978年、組紐、裂き織りを始める。1999年からクヌギを植え、天蚕を育てる。2000年より天蚕糸で織を始める。※とどっことは青森の方言でお蚕のこと。
川村早苗さん(手織り工房萌木主宰)
沖縄県生まれ。1977年、奄美大島にて大島紬を習う。1979年、沖縄県伝統工芸指導所卒。1987年青森県展入選、1988年河北新報社展入選、2006年西部工芸展入選、2008年日本民藝館展入選、全国工芸公募展入選、以下沖展など入選・受賞多数。
個性あふれる三人の作家による各ワークショップの内容をご紹介します。
【後藤和子 フェルトのマフラー】
ふわふわ状態の羊毛に石けん液をかけ、こすったり転がしたりすることでフェルトは出来上がります。このワークショップでは、シルクのオーガンジーと組み合わせて1枚のマフラーを作ります。薄いオーガンジーの上にフェルトを貼り付けた(正確にはフェルトを刺すそうです)ようなデザインが何ともカワイイ!このワークショップは10時にスタートして夕方までかかりますので、そのつもりでお越しください。はじめに練習のためのコースターを作ります。世界でたった一枚のオリジナルマフラーを作ってみませんか?
講習費:1万円(材料費込み)
ご持参いただくもの:バスタオル1枚、フェイスタオル2枚、洗顔用石けん、ハサミ
【関口律子 天蚕糸マフラーの緯糸紡ぎ】
クヌギで育てた天蚕(30~40g)からマフラー(幅25✕長さ180㎝)を織るための緯糸を紡ぎます。
※天蚕は別名”山繭”とも呼ばれる日本在来の野蚕です。繭の特徴は以下の通り。
家蚕(カイコガ) | 山蚕(ヤママユガ) | |
色 | 白 | 黄緑色 |
断面 | 円に近い三角形 | 扁平な3角形 |
繊度 | 2.8~3デニール | 5~6デニール |
伸度 | 約2.2% | 約40% |
沖縄ではなかなかお目にかかれない天蚕の糸を紡ぐワークショップ。これは面白そうですね!織りの職人さんには特にオススメしたい内容です。
講習費:1万円(材料費込み)
所要時間目安:約3時間
【河村早苗 花裂織 さおり織】
花裂織:絹着物地の古布を裂いて緯糸を作り、布(幅40×長さ200㎝)を織ります。
さおり織:経糸、緯糸とも絹の糸をご用意し、ショールを織ります。車いすの方もご参加いただけます。(建物もバリアフリーですので、遠慮なくお越しください)
講習費:1万円(材料費込み)
所要時間目安:約3時間
suikaraの営業時間は11:00~ですが、
ワークショップにご参加の方は10時からご入館いただけます。
1階は開店準備中ですが、2階会議室にお上がりください。
また、駐車場は7台分しかありませんので、
誠に勝手ながらワークショップにご参加の方は近くのコインパーキングをご利用ください。
こちらは最大料金500円です。
このワークショップに関するお申し込み、お問い合わせは川村(090-7164-8356)さんまでお願いします。